海外旅行が大好き!という方でも、目的地までのフライトはおっくうだという方は多いんじゃないでしょうか?
私自身も学生の頃からバイトで貯めたお金はほぼ海外旅行に消えていくくらい海外が大好きで、数年に1度はアメリカやヨーロッパなどの長距離を移動しています。
数時間のフライトであればウキウキしているうちに到着してしまうので良いのですが、7~8時間を超える長距離フライトになるともう・・・気を付けていないと脚がむくんでしまい、大変なことになります(*_*)
特に20代半ばを超えてからは、長距離フライトをするたびに足首がなくなりまるでゾウのように…
それからは飛行機の中でどうすれば脚がつらくならないのか?毎度いろんなことを試しながら乗っていたら、だいぶ快適に過ごせるようになってきました。
海外旅行は時間が限られていますよね。着いた瞬間から思う存分楽しめるよう、機内で脚がむくんでしまう原因と、その対策をお伝えします(^^♪
Contents
機内は寒い!身体の冷えによりむくみが起こる
機内の温度は航空会社によって違いますが、だいたい24℃前後に設定されているようです。
客層や季節によってお客さんの服装を見てある程度調節はしているようですが、経験から考えると、夏でも冬でも日本人女性には寒い!と感じることが多いと思います。
また非常口付近などドアから外気が入り込みやすい場所の近くだとより寒さを感じやすいなど、座席によっても感じる温度が違うこともあります。
身体が冷えると、体温がこれ以上下がらないように、と血管が熱を外に逃がさないようにするために収縮します。寒い時に体が縮こまるのと同じで、血や体の水分のめぐりが悪くなってしまうんですね。
また身体が冷えて血液の温度が低くなると、血液中の脂質が固まって血液がどろどろになりやすくなります。
足元へめぐった血液や水分は重力にさからって心臓に戻ることで正しく循環するのですが、足元を冷やすと血液や水分が足元に滞り、むくみやすくなってしまいます。
なので機内でまず一番に意識してほしいのが、身体全体、特に足元を冷やさないようにすること!
短パンやミニスカートなどで露出せず、足元までしっかり隠れるパンツやタイツを履いていきましょう。
その際はスキニーパンツなどではなく、血管を圧迫しない、ガウチョなどゆるめのパンツがリラックスできて最適です。
機内は低気圧だから自律神経が乱れてむくみが起こる
飛行機の中は、安全に飛行するために低気圧に設定されているそうです。
どのくらいの気圧かというと、2000mクラスの山に登っているのと同じ感じになるくらいの気圧になっているとのこと。
気圧が低くなると外から身体に向かって圧迫される力が減るので、身体が膨張する形になるなど、座席に座っているだけで相当な負担がかかっている状態なので、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経とは、環境の変化などにより自分の意志とは関係なく働く神経のことで、
- 活動する神経である「交換神経」
- 休む神経である「副交感神経」
この2つの神経がバランスよく働いている状態が健康的な状態と言われています。
気圧が激しく変化する機内では交換神経ばかり働いてしまい、そのせいで血管が収縮して血行が悪くなります。
また交感神経ばかり働くと身体がうまく休むことが出来ず、睡眠不足になったり疲労物質がたまってむくみやすくなってしまうのです。
ですので、気圧の激しい変化の中では普段よりリラックスして、副交感神経優位で過ごせるように意識する必要があります。
なるべくリラックスして過ごせるように、次の事を気を付けると良いです。
- 機内ではスリッパに履き替える
- スキニーパンツなど身体を締め付ける服装を避ける
- きついブラやガードルなど身体を締め付ける下着を避ける
- ガムを噛む
幸せホルモンと呼ばれ、不安な気持ちを軽減するホルモン「セロトニン」は咀嚼運動や歩行などリズム運動をすることで活性化されます。
リラックスできる環境を作れるように、前もって準備しておきましょう(^^)/
水分不足でむくみやすくなる
十分な湿度のある通常の環境であれば、水分の取り過ぎはむくみにつながることもあります。
十分な湿度といえば、だいたい冬であれば40~50%、夏なら50~60%程度ですね。
インフルエンザウィルスが活発になるのは40%を切ったときと言われています。
にもかかわらず、飛行機の機内の湿度はなんと20%以下程度しかありません。
もっと加湿してよ!!と思ってしまいますが、飛行中の機内と外気に大きな差があるため、湿度を低くしないと機体が劣化してしまいやすく、そのように設定されているとのこと。
この湿度では、普通に過ごしているだけで水分不足になってしまいます。
身体は水分不足だと感じると、脱水状態を防ぐために汗や尿の量を抑えて体内に水分をため込もうとするため、むくみやすくなります。
ですのでむくみ防止のためには、機内の湿度が普段の環境よりずっと低いんだ!ということを自覚して、喉がかわいたな~と思う前から少しずつこまめに水分補給することが大切です。
ただ、機内でこまめに水分補給するために、いちいちCAさんを呼ぶのも忍びないですよね(;´・ω・)
なんだか申し訳なくて、フライト中結局あんまり水分を摂れなかった・・・とならないように、機内に乗り込む前にペットボトルを購入しておきましょう!
荷物検査前だと水分の入ったペットボトルは回収されてしまうので、荷物検査後、飛行機に乗る直前で購入しておきましょう。
また私はトイレに行きにくいと水分を摂るのを躊躇しがちなので、航空券予約の時点で通路側の席を確保するようにしています。
座席指定に料金がかかる航空会社もありますが、料金がかかるデメリットよりも自由に動けるメリットの方が大きいと思います。
運動不足でむくみがちになる
身体には不要な老廃物や水分を回収して排出するために、体中にあるリンパ管という通り道にリンパ液が流れています。
血液は心臓をポンプにして全身に流れていますが、リンパ液は筋肉が動くことによって流れていきます。
機内では自由に動けるスペースが少なく、何時間も座席に座りっぱなしで運動不足になりがち。同じ体勢のまま長時間座っているとリンパ液が滞り、当然むくみやすくなってきます。
なので、機内ではむくまない程度に身体を動かす必要があります。
まずはこまめにトイレに立つことを意識してほしいですが、そう何度も機内を動き回ることもできませんよね(^^;
なので、座ったままこまめに身体を動かすこと!これが一番大切です。
脚のストレッチ
足指、足首、ひざ裏の3点を動かすと、脚の血液や水分の流れが良くなります。
- 足の指先を丸める⇔伸ばすを繰り返して、グーパー運動をする
- 足首を回す、曲げ伸ばしする
- 手の指先でつま先をつかみ、ひざ裏を伸ばす
リンパマッサージ
リンパは足先から脚の付け根に向かって流れています。
その流れに沿うよう、足首から太ももの付け根まで、リンパ液を流すイメージで軽くさするとリンパの流れがスムーズになり、足元に余計な水分がたまりづらくなります。
ツボ押しと違って強い力でさする必要はないので、リラックスしながら弱い力で行ってください。
座り方を時々変える
ずっと同じ体勢でいると、血管やリンパ管が圧迫され、血液や水分の流れを滞らせてしまいます。
- 片膝を立てて座る
- 両膝を立てて座る
- またを大きく開いて座る
など、座る体勢に変化を付けると体液のめぐりが良くなります。
お行儀が悪く見えてしまうので隣に知らない人がいる場合は少しやりづらいですが、数分体勢を変えるだけでも十分効果があるので、隙をみて行ってみてください(^^;