食事改善

脚のむくみを解消する食べ物とは?下半身痩せに大事なのは「食事量」ではなく「食べ方」にあり!

単純に体重を減らしたいだけであれば、「食べる量を減らして、運動量を増やす」!これだけで大なり小なり成果が出るんですね。(実行するのが簡単かどうかは別として・・・^^;)

ですが、「下半身だけ細くしたい」「足のむくみをとって細くしたい」と思っている方の場合、単純に食べる量を減らして運動量を増やすだけでは、上半身ばかりがどんどん痩せていってしまいます。肝心の下半身のむくみはとれず、足は細くならないまま、です。泣

実は下半身痩せに肝心なのは、「食べる量」だけでなく「何を食べるか」と「いつ・どうやって食べるか」なのです。

脚のむくみを引き起こすのは塩分の多い食生活

身体をむくませる一番大きな原因は、塩分の多い食事です。

というのも塩分に含まれるナトリウムは、体内に水分をため込むように作用してしまうからです。

ナトリウムは体内の水分バランスの調整や、尿を作ったりと重要な働きをするので、それはそれで必要です。しかしナトリウムは「カリウム」という成分と一緒になって働くミネラルなので、ナトリウムとカリウムをバランスよく摂取することが大事です。

具体的にはカリウム1に対してナトリウム0.6のバランスでそれぞれが体内に存在しているのが一番健康な状態です。

加工されていない自然のままの食材には、もともとナトリウムよりもカリウムのほうが多く含まれています。

しかし食品を加工する段階で食材には塩分を多く使用されていくため、以下のような加工された食品はナトリウム過多の状態です。とってもおいしいのでついつい手を伸ばしたくなりますが、むくみの一因になりますので、摂取は控えめにしましょう。

【むくみやすくなる食べ物】
スナック菓子
ベーコン・ハム・ソーセージなどの加工肉
スモークサーモンなどの薫製品
塩味のナッツ類
カップ麺などのインスタント食品

加工食品にあふれた現代の食生活では、普通に過ごしているだけで塩分過多の状態になりがちです。

ナトリウムとカリウムが体内でちょうどよいバランスにないと、老廃物や毒素を身体の外に押し出すために体内を流れるリンパ液が体内に滞ってしまいます。

塩分(ナトリウム)の多い食べ物を控えることと、体内に溜まった塩分を排出するためにカリウムの多い食事を摂ること、この2つを同時に意識することで、むくみ体質は改善されていきます。

脚のむくみを解消する食べ物

塩分の多い食べ物が把握できたら、次に行うべきは塩分を排出できるカリウムを多く含む食材を把握することです。

カリウムが豊富なことに加え、女性の美容にもうれしい成分が含まれた、積極的に摂るべき食材を3つ紹介します。

きゅうり

きゅうりは利尿作用が強くカリウムが豊富に含まれることで有名ですね。

血流をスムーズにする働きのあるルチンや、体内で脂肪が作られるのを抑制するマロン酸という成分も含まれています。

しかし、注意したいのがきゅうりにはビタミンCを壊す酵素が含まれているということ。

ほかの野菜と食べ合わせたりせず、きゅうり単独でおやつ替わりに食べるのがおすすめです。

セロリ

カリウムが豊富なだけでなく、精神安定や生理痛改善にも良いとされています。

独特のクセがあって苦手という人は、ピクルスにして冷蔵庫に忍ばせておくとクセが取れて気軽に食べれますよ。

昆布やひじきなどの海藻類

水分代謝を促し、血流を良くする栄養素が豊富で、セルライトの改善と下半身痩せに効果的なのが海藻類です。

炊飯器の中に昆布を一枚入れてごはんを炊いたり、みそ汁の出汁を昆布に変えたりすれば、毎日簡単に摂ることができますよ。

良質なタンパク質も下半身痩せに必要不可欠

体内の水分量は、ナトリウムとカリウムのバランスだけでなく、血液の中にあるタンパク質の量もかかわってきます。

タンパク質が十分に摂取できていないと、体に水分がたまりやすくなってしまします。

アミノ酸をバランスよく含んだ肉類、魚介類、乳製品、卵などの動物性のタンパク質を、昼食と夕食でそれぞれ手のひらの大きさ程度はとるようにするとよいです。

脚のむくみを解消する食べ方

体を細くしたい人がとるべき食事は、朝たっぷり、昼から夜にかけて少しずつ減らしていくのが定番で、もちろんこれが一番理想的です。でもこれって、忙しく働く現代女性には難しいと思うのです。

私自身も、なんといっても朝が苦手。朝食をたっぷり食べるために早起きするのは難しいし、一日の中で一番といっていいほど早起きするのってストレスになってしまうんですよね・・・。

それに早起きしたとしても、朝は基本的に胃が食べ物を受け付けないので、果物やヨーグルトくらいしか食べれないのです。夕食より朝食を多く摂る、なんて絶対に無理!

夕飯だって、一日のうちで一番ゆっくりできる時間帯にしっかり食べたいし、友達と外食することもしばしば。

なので、私のようにどうしても夕食が多くなってしまう人や、外食が多い人は、以下のようなことを気を付けてみてください。

1.腹八分目までにすること
朝食・昼食と違い夕食の後は寝るだけなので、たくさんカロリーをとる必要はないため。
食べ物を消化しやすいようにゆっくり噛んで食べます。

2.食事してから就寝まで2~3時間は空けること
夜食べたものの消化は、寝る前に極力済ませておくのが良いです。というのも睡眠中は起きているときに比べて胃腸の働きが鈍く、消化吸収が効率よくされません。
栄養が十分に吸収されない、ということもむくみや体調不良につながるので注意!

3.食べちゃったら後悔はしない
腹八分目を意識することが大前提ですが、もし食べ過ぎちゃった場合は、それを後悔してストレスに感じることは絶対にやめてください。ストレスは胃の消化機能を鈍らせてしまいます!

胃の機能は感情に影響すると言われているので、どうせなら「今日はこんなに食べられて幸せ!」と割り切って幸福感にひたっておきましょう。そうすればしっかりと栄養を吸収してくれるだけでなく、「この間は心行くまで食べたから、今日は控えめにしておこう」と次の暴飲暴食も避けられやすくなります。

まずはこの3つだけトライしてみて!

いくら早く脚を細くするために食生活を改善しようとしても、極端な目標を設定するとなかなか続かないですよね。

しかも食生活の改善は体の中から徐々に変化してくものなので、日々の努力がすぐに目に見えて反映されていくわけではないので、モチベーションが続かず、気付いたら断念していた、ということになりがちなんです。

その代わり、地道に毎日続けていれば、下半身がむくみにくい体質にゆるやかに、本当にゆるやかーな変化なのですが、確実に変わっていきます。

なので、今回紹介した

1.塩分の多い食材をできるだけ摂らないようにする
2.カリウムを多く含む食材を積極的に摂る
3.夕食は腹八分目まで!

ということを意識して、よく噛んで、楽しく、食べ物に感謝しながら食事することを毎日の習慣にしてみてくださいね!